「よし、行くか」

 シンはバイクに鍵を掛けると、すたすたといつも通りに入場口へと歩き出す。

 ホントにいつも通りだな〜こっちだって珍しくというか、初めて、いかにも女の子な格好をしたってのに

 といってもいつも周りには女の子、しかもレベルの高いのといるからこれくらいじゃなんとも思わないのかもね



「何してんだよ?」

 少し前から不思議そうにこっちを見てるシン。

 仕方なくわたしは小走りで追いかける。



「うをっ!?」

 慣れないものは穿くものではなかった。

 わたしは速さによって生まれた風によって、巻き上がってくるスカートを押さえ込む。

 そうだよ、女の子らしく今日はこんなのを穿いてたんだよ

 というか普通は『きゃ!?』とか、もっと可愛い声を出さなきゃいけないのに、意識してるならともかく、無意識的にはムズすぎる!



「…………」

 心なしかシンがこっちを見つめる視線が冷たい。

「え、えへへへ」

 無意味な愛想笑い。



 でもこんなことで諦めるわけにはいかない

 こっちはなんたってエンディングが掛かってるんだから



「行くぞ」

 それだけ言うとさっきよりも速度を速めて行ってしまうシン。

 怒ってるわけじゃないだろうけど、呆れてはいそうなあの態度、すでに心が折れそう………

 といっても今のわたしの状況じゃこんなことしか思いつかないからなー

 不利は覚悟の上

 リファインガンダムゼータで石っころを止めるくらいに無謀、でもやるしかない

 諦めたくないから





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