「……お待たせ………」

 そしてやってきた日曜日の朝というにはちょっとばかり過ぎた時間、支度して降りてきたこなたの姿にオレは目を剥いた。



「ど、どうかな………」

 恥ずかしそうに顔を赤らめるこなたに、自分はまだ寝ぼけて夢の中にいるんじゃないかと思ってしまう。

 あのこなたがスカートだと!? 制服以外では常にパンツのあのこなたが! しかも頭には白のサニーハット!



「どうしたこなた!? 悪いものでも食ったか!?」

「なぁんと失礼な!」

 わざとらしくむくれるこなたを見て、オレは少しほっとする。

 どうやら中身はいつものこなたらしい。



 とはいえ



 こういう格好をすると、こなたが美少女だったということに改めて気付かされる。背丈は少し残念の領域だけど



「また失礼なこと考えてるでしょ?」

「うっ………」

 顔を近づけるこなた。

 ちょっと待て! なんか知らんけどいつもと違ってドキッとしちまうのはなぜだ!?



「まあいいや」

 もう少し遅かったらオレは過ちを犯すかもしれないところでこなたが顔を離す。

「ほら」

 そういって手を差し出すこなた。

 だがオレはその手を握れなかった。そんなオレにこなたは訝しげな顔をする。

「どったの?」

「あっ、いや………」

 待て待て、何オレは緊張してるんだ!?

 手を繋ぐなんてオレとこなたにとってはいつものことじゃないか、ましてやオレ達は肩車だってするんだぞ!?

 なのになんでこんなにオレは手に汗を掻いてるんだ!?



「よし、行くか!」

「むぎゅっ!?」

 オレはこなたの帽子を深く被らせて、先に家を出る。

 ちょっとずるい気がするけどいつものオレの行動だ。全然不自然じゃないはず

 とはいえ、胸らへんがサワサワするのは納まっていない。





 今日のオレは少しおかしいのか?





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