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 放課後、オレ達4人はつかさを帰し3年B組に集った。しかし、会議はすぐに行き詰った。

 徐々に軽口も消え、重い沈黙がオレ達を支配していた。



「もうこのままでいいんじゃない?」

 それはこなたが発した小さな言葉だった、いや呟きだったのかもしれない。

 だけど静かすぎるこの教室にはよく響いた。



「というかさ、シンはつかさに話しかけるのを止める!

 わたし達はつかさと普段通り接する! これでいいじゃん!」

「あんた何言ってんのよ!?」



 即座にかがみが立ち上がりこなたに詰め寄る。

「そんなのなんの解決にもなってない!! ただ蓋をしてるだけじゃない!?」

「だったらかがみ、つかさとシンの仲を今すぐ元に戻してよ!!!」

「そ、それは………」

 しかしこなたはかがみの剣幕に怯む事無く、逆にそれ以上の剣幕をかがみに突きつける。



「わたしは嫌なんだよ!! つかさもシンもこれ以上傷つくのを見るのは!!!」

「だから、それを止めるためにこうして話し合ってるんじゃない!!」

「でも何も出てないじゃん!!」

「だからって諦める気!? あんた他人事って思ってるでしょ!?」

「なっ!? かがみ、もう少し冷静になったら?」

「あーそうねーもっとあんたみたいなオタクの様にドライに生きたいわよ」

「これだからシスコンは………、周りが全く見えなくなる。やだやだ」



 これは完全に2人のいつものじゃれ合いというものじゃなかった。

 こなたもかがみも本心からの言葉じゃないだろうが、明らかに2人共歯止めが利かなくなっている状態になっていた。



「御二人共、落ち着いてください!!!」

 オレが止めるより早く、みゆきが机を叩いてなんとかその場を収める。

「……休憩しましょう

 こんな状態ではいい案なんて出ません」

 頭を押さえるみゆき。こんなに焦りを露にしているみゆきを見るのは初めてだった。





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