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 まさか自分が告白するなんて思いもしなかった。これは元いた世界でもそう思ってた。

 でもオレは大切な人をどっちの世界で見つけてしまった

 結局オレは1人じゃ生きられない人間なんだろうな

 それでもいい。オレはつかさの側にいたい





「早く来すぎた………」

 オレは携帯の時刻を見て愕然とする。

 現在の時刻は待ち合わせ時間より1時間ばっかり早い

 つかさのことだから時間ギリギリには来るだろうけど、オレは後60分、秒に直すと3600秒程ここで待っていなければならない。



「まあ家にいててもする事ないしな」

 ジッとしているよりは動ける外にいといた方がマシかもしれない

 そう無理矢理解釈して、オレは星桜の樹に背を預ける。



「1、2、3、5、7………」

 こういう時は落ち着いて素数を数える、オレが習った冷静を保つ方法。

 ただこの方法オレは実戦の時はほとんど使っていない。

 そんなオレがこれをするという事は



 やっぱりオレは緊張してるんだな





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