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「多分、そんなに深く考えてないと思うな」
そして出したそうじろうさんのあまりの言葉に、オレはなんと答えたらいいのか。
まあそうじろうさんのような大人から見たら、こなたのイタズラなんて他愛もないもんだろうけど
だったら深読みしてるオレの立場ってのが………
「根底にあるのはこなたはシン君に笑って欲しいだけだと思うよ
シン君だけじゃないな、こなたは自分の周りが笑ってて欲しいんだよ」
「ど、どうしてですか?」
「その方が自分も楽しいだろ?」
確かにプラモをやっていたら、頬が緩んでいるのが自分でもわかった。
そういえば最近眉間らへんが重たかった気がする。
そんな状態じゃいい考えが思いつくのは無理かもな
ただそれを認めるとこなたの言った事を認める事になるし………
「ま、まあリラックスは兵士として当然ですしね」
「そうだね。俺も兵士じゃないけどわかるよ」
オレのちょっとした強がりにも、そうじろうさんは突っ込むことなく優しく頷いてくれる。
やっぱり普段、こなたと一緒になってオレをからかってるのは娘に合わせてるだけなんだろう。
「だからシン君、笑いたい時は笑ってくれないか、もちろん笑いたくない時は無理に笑わなくていい」
「…………」
「それがちょっとした、この家にいる時のルールだ」
拒否してもそうじろうさんは無理強いはしないだろうし、こなたがオレをおちょくるのをやめる事はないだろう。
だからといってここでそれをしても意味は感じられない。
だったらなおのことあのわけがわかんないこなたのフィールドへ行ったほうが、対策が分かるんじゃないだろうか。
それに
「分かりました。心がけてみます」
オレはそもそもそれができる世界の為に剣を手に取ったのだから