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そんなわけで運動は再開された。
しかしもはや日数もないため、オレもかがみももはや和やかな雰囲気ではない。
「かがみ準備はいいか?」
「はい!」
「今日からオレとお前は友達でも何でもない! 教官と部下だ!!」
「はい!」
「よし、ではまず公園の周り、一〇〇週!!」
「いっ…は、はい!!」
顔を引きつらせながら、かがみは走り始める。
「お姉ちゃんガンバ!」
「つかさ〜わたしサンドイッチもらっていい?」
「うん! どうぞ〜」
「あんたら! 応援しに来てるか、邪魔してるかどっちだ!?」
「かがみ、無駄口叩くな!! 罰として10週追加だ!!」
オレは竹刀で地面を叩きながら怒鳴る。
「鬼! 悪魔!!」
「なんとでも言え! オレはお前のために鬼なるつもりだ!!」
罪滅ぼしというわけではないが、オレはかがみのためだったら鬼にも悪魔ににもなるつもりだ。
「……どうしたかがみ?」
気付いたらかがみは止まってこっちを見てた。
まさか、体調が悪くなったのか?
「撤回、鬼とか悪魔とかなし」
「……かがみ」
「あんたはただのスケベで女たらしよ」
そう言ってにやりと笑うとかがみは再び走り出した。
「……シ、シン?」
「お、落ち着いて、ね?」
オレの近くにいる二人には気付いたのだろう。オレの手が震えてることに。
「な、な、な、なんだとー!? かがみ! 罰として一億週だ! 一億週!!」
「ちょ、子供!?」
「やめて〜お姉ちゃんが死んじゃう〜」
てな事をやりつつもいよいよその日を迎えた。