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「おはよー」
「ういっす」
「おはようこなちゃん、シンちゃん」
オレとこなたに笑顔で手を振るつかさ、そしてその隣にはかがみ。
昨日倒れたからまだ本調子じゃないからか、かがみは顔を下に向けている。
それでもまたこの4人で登校する事がこんなにも嬉しいなんて…オレもこの世界に馴染んでるだな、きっと。
「こなたーっ!!」
だがそんな穏やかなオレの気持ちを破るようにかがみが泣きながら、こなたに抱きつく。
昨日の今日でまた何かしたのか?
瞳孔を開けた目でこっちを見てくるこなたに、オレは力一杯首を左右に振る。
「こなた、こなた! 体重が…体重が増えちゃったのよー!!」
「えっ、なんで!?」
「お姉ちゃん昨日の晩御飯凄く食べちゃって………」
「まさか一日で一週間の頑張りが消えるなんて〜」
『……ぷ…あは、あはははははは―――!!!』
かがみの嘆きにオレとこなたの腹筋は物凄い勢いでよじれた。
「それじゃあミスコンまで運動するって事でいいんだな?」
「はい」
「あとつかさ、悪いけどミスコンまではお前がかがみの分の弁当作ってやってくれないか?」
「は〜い」
「すみません、お世話かけます」
「お、お姉ちゃん、そんなに頭下げなくても………」
「が、頑張ろうぜ、な? かがみ」
完全に卑屈になってるかがみにつかさとオレが励ましの言葉をかける。
「かがみー運動終わってから食べたらダメだよ〜太るし」
「はい、そうします」
「うぐっ、こんなのかがみじゃないよー」
さすがのこなたも卑屈なかがみの気味悪さに数歩後ずさる。
「……本当に出られるのかこれ………?」
オレは呟いてから溜め息を吐いた。