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「そう言えば、今日はかがみ来ないね〜」
こなたが昼飯のチョココロネを頬張りながら、誰ともなしに尋ねる。
「大方こなたにダイエットでからかわれるのが嫌なんだろ?」
「シンちゃん惜しい!
正解はこなちゃんとシンちゃん両方にからかわれるから、でした〜」
「オレもかよ!?」
クソーかがみのヤツめ、オレがそんな風に見えるのかよ!?
オレだってそんときは空気を読んで、からかわないさ…多分。
「そう言えば、かがみさんは同じ種類を食べるダイエットをされておられるんですよね?」
「そうなの。だからお姉ちゃんりんごばっかり―――」
そこでつかさのお喋りが止まった。
その視線の先にはつかさのお弁当が……オレ達はつかさのお弁当の中味に思わず絶句する。
つかさのお弁当の中味は兎型(と思われる)リンゴ、リンゴの乾燥した物、
リンゴのヨーグルトかけ、リンゴの炒め物、リンゴの煮物etc etc。
よくリンゴだけで弁当埋めれたな…料理が苦手なかがみにしてはガンバッた。
残念ながら、ムダなガンバリとしか言えないが………。
「ごめん、つかさ! 私の弁当と間違えた!」
オレ達4人がリンゴ弁当の威力に圧倒されていると、その製造者がオレ達の教室に入ってきた。