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「ハァ〜終わった」
シャワーを浴びたオレはベッドに飛び込んだ。
さてどうするか………。
仰向けの状態になってオレは自分のパソコンをチラリと見る。
蘇るは黒井先生の言葉…ふざけるなよ…オレだってそんなの調べるほどヒマじゃないっての!!
「無茶な注文なんて聞くことないよな。寝るか」
オレはさっさと明かりを消した。
…………。
……や、ヤバイ、目をつむったら今日見たかがみの、し、下着姿が…出てきて………。
「ああー! オレは思春期のガキかー!?」
オレは小さく叫んで立ち上がると、明かりとパソコンをつける。
「みゆきを手伝うと決めてたし、かがみには不可抗力とはいえ、あんなことしたんだし、ま、まあ、調べてやってもいいかな〜」
誰も聞いていないのに言い訳をしながらオレはパソコンの画面を進める。
「『ダイエット方法』で検索! っと………」
思わずヒットした件数を見て、オレは目を擦る。
0の数多くないか?
「この中から、30近くまで絞れ? ……ふざけるなぁぁぁ!!」
叫んだ瞬間にオレの中で何かが弾ける。そして途端に頭がクリアになって、入ってくる情報が整理されていく(こなた曰く『種割れ』)。
このペースだと恐らく日の出頃には片付きそうだ。
「……って、この能力をこんなバカらしい事に使うのは初めてだ!!」
オレは愚痴りながらマウスを少し乱暴に動かした。