「こなた、何企んでるのよ?」

 ドアを閉めに立ったこなたに追求の声を掛ける。

「ん〜企みって?」

 振り向いたこなたの表情からは、相変わらず何を考えてるのかは読み取れない。

 ただそれが………、不気味すぎる!



「だっておかしいじゃない!?

 これって私とつかさにチャンスなのよ!?

 そ、そんな敵に塩を送る見たいな事………」

「でも、かがみはわたしの誕生日の時に塩くれたじゃん♪」

「うっ! ………」

 変な事だけはちゃんと覚えてるわねー………。



「あ、あれは〜…そ、その、そう! シンが困ってたから仕方なくよ! 仕方なく!!」

「へ〜」

 にやにやと笑うこなた。

 このパターンはマズい! 私の自爆パターンだ。

 な、なんとかしないと………。

「まあいいや、元々言うつもりだったし。

 というか話さないと意味ないし」

 不敵に笑うこなた。

 ほら、やっぱり何か企んでる



「わたしは考えたのだよ

 シンがいかに二人にフラグを立たさず、かつプレゼントを渡す方法を………」

「それがこの方法なのですか?」

 みゆきの問いかけにこなたは無意味なくらい大げさに頷く。

「その通り!

 今回の作戦は、つかさ、かがみの二人をシンと同時に一緒に遊ばせ、お互いを牽制させて、修羅場モード突入!

 そしてそれによってシンがドン引きしてフラグ消滅!

 題して『さらば柊ツインズ、永遠に』作戦!!」



 こなたはまるで私のよく見てるライトノベルに出てくる、最後の戦いに挑む主人公のように朗々と言い放った。





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