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「な、なんっスかー今度は!?」

「余計なことは言わなくていいの!」

「えっ? 何がっスか?」

 泉先輩の言葉の意味が分からずワタシは困惑する。

 取りあえず分かってるのはワタシが地雷を踏んだらしいということっス



「だから! ……ほら…その…あれ………」

 いきなり勢いがなくなり、もじもじしだす先輩。

 うわっ、普通に可愛い。さっきもだけど時々泉先輩って乙女になるっスね〜



「あっ、ひょっとしてあれですか? 泉先輩はアスカ先輩のことをす――」

「それ以上言うなー!」

 泉先輩がワタシの口を塞ぐ。

「いや〜言うも何もあの態度だったら誰でも分かりますよ〜」



 はぁー



 ワタシの言葉に何故か溜め息を一つする泉先輩。

「あれで分かったら、私達は苦労してないよ」

「へ? たち?」

「何でもないよ。それよりいーい? 私がシンのことどう思ってるか決して言わないように

 言う時は私の口で言いたいから」

 泉先輩ってヲタクって思ってたけど、ちゃんと恋してるんっスね。ちょっと羨ましいかも………

 あれ? でもアスカ先輩って元々アニメのキャラだしリアルとは言えない気も………



「で、分かったかな? かな?」

 答えることを忘れていたワタシに泉先輩が再び聞いてくる…って目がマジだ………



「も、もちろんっスよ!!」

 なぜかワタシは震える声を出しながら首を縦に振っていたっス





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