「えーと、何だっけ? …そうそう。今はこんなにオレの誕生日を祝ってくれる人がいて嬉しい」

 オレはここで言葉を切ると、1人1人を見る。

 こなた、かがみ、みゆき、つかさ、ゆたか、みなみ、皆がいたから今のオレはいる………

「これからも迷惑かけるかもしれない………、でも皆よろしく頼む!!

 オレ達が一生の友達でいれるように!!」



 …………。



 あれ? 何故か場の空気が悪くなる

 オレそんな恥ずかしい事言ったか?



「空気嫁」

 こなたが不機嫌な様子でボソッと呟く。

「なんでだよ!?」

「仕方ないわよ、シンはこういうヤツよ………」

「そうですね………」

「困ちゃったね………」

 かがみ、みゆき、つかさはなぜか少し怒りながら同じく溜め息を吐く。

「ゆたか、みなみ、オレ何か悪い事したか?」

「えーと………」

「……答えられません………」

 なんだよ!? オレが何をしたんだよ!?



「もうダメダメ! こんならき☆すけに任せたわたしが馬鹿だったよ!! わたし達で始めよ!」

「それはいい考えですね」

 こなたのやけくそともとれる提案にみゆき以下全員が頷き立ち上がる。

「じゃあ、行くよ? せーの」



 なんか分からないけど、勝手に怒って、勝手に決めて、勝手すぎるだろ



『誕生日おめでとう! シン(さん・ちゃん・お兄ちゃん・先輩)!』



 オレの誕生日だぞ? ……まあ、こっちの方がそれもオレ達らしいか………



「……皆、ありがとう!」

 オレの掲げたグラスに次々とグラスが当たってきた。





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